2003-08-01から1ヶ月間の記事一覧
世界はとてつもなく複雑で善と悪に塗りわけることなんかできない。だから当然アメリカ=悪、ブッシュ=悪という見方も単純すぎる。 平和を叫ぶだけでは平和はやってこない。戦争をしたい勢力と同じくらいの狡猾さ、それに粘り強さが必要。 「平和」という言…
「このお菓子おいしいでしょう?ワインもどうぞ。あとでもっと楽しいことしましょう」「あたしはあのひげがきらいなの。悪いやつでしょ。自業自得じゃない。空爆だって、市民には当たらないように細心の注意を払っているのよ。ねえ、そのことは認めてくれる…
センジョウというのはいわばシタイを生産するための工場だ。生きて動いているニンゲンをベルトコンベヤーに乗せ、いくつかの工程を経て最終的にぴくりとも動かないシタイを作り上げる。この工場にもたくさんの人たちが働き、自分の役割を果たしている。入口…
この戦争、そして次におきる戦争をどうすれば止められのか。できることはほんとうに限られている。ブッシュ政権の政策を変えさせる(というより政権の座から引きずり下ろす)ことが求められるが、そのためにはアメリカの世論を変えなければならない。いくら…
テレビで毎日放送されているせいで、戦争がすっかり日常化しまったような気がする。まるで天気予報のように戦争の状況が伝えられ、作戦の成功失敗が料理の味付けの成功失敗のように語られる。でも、それが本当の戦争の姿かというとそんなことはなく、爆弾の…
昨日は、なぜ毎日戦争について書き続けているのかというところまで書きました。今日はその続きで、本題の自省に入りたいと思います。いまぼくが立っている、反戦・反アメリカ・反ブッシュという立場が100%何の疑いもなく正しいものかといわれれば、そんなこ…
おそらくほとんどの日本の人にとって、イラクで人が何人死のうがどうでもいいことなんだろうと思います。戦争に賛成か反対かどうか尋ねられれば、どちらかといえば反対かな、と答えるだけのもので。いえ、決してそのことを責めているわけではないです。ぼく…
アメリカでは政府が、テロ警報という、春先の天気予報以上によく根拠のわからないものを出しているそうなのだ。上から、赤、オレンジ、黄色、青、緑とカラフルでわかりやすいし、それで人々を恐怖させたり、ほっとさせたりもう自由自在。フセインにも教えて…
ジョージ・オーウェルに『1984』という小説がある。第二次大戦後の1949年に書かれた小説で、当時から見てかなり未来にあたる1984年の状況を予言的に描いている。各家庭には双方向のテレビがおかれ、人々は常にその言動・行動・思考(表情から読み取ることが…
昼休みに食堂でテレビがついていて、イラク戦争の特集(TBS系の「ベストタイム」という番組)が流れていた。バグダッドには恐ろしい敵が待ち構えているとか、フセインがいかに恐ろしい独裁者かとか(これはその通りではあるのだが)、すべてが米英軍からの視…
戦争に反対するフランスやロシアに対して、それはイラクに利権があるからだ。彼らを正義の味方扱いするのはやめろという人たちがいる。だが、それが何だというのだろう?大事なのは目的や理由じゃない。具体的にどういうことをするかだ。正義を理由に殺戮を…
反戦なんてかっこ悪いと思ってたよ。甲高いシュプレヒコールをあげながら練り歩くなんて、ほんとたまんないね。それより、渋く低い声で、戦争は必要だ、とニヒルに笑うのがおれのスタイルだった。0911のときも、恐怖や不安を口にする連中を尻目に、ブッシュ…
正当性を語る部分は、一応いっておかなければというおまけ(おまけつきお菓子でいうとお菓子)なので無視して構わないと思う。ポイントは支持を通じて日米同盟を維持・強化することが国益につながるので支持をしたという論理だ。ほんとうにそうだろうか?ま…
イラク問題に関する首相のインタビューを拝聴しました。ようやく公に発言されたこと自体は評価しますが、内容については深い失望を禁じえません。欺瞞といって悪ければ、的確でない表現が数々ありました。まず、「日本としては、今まで国際協調の下に平和的…
イラク問題に対する日本政府の対応について疑問がありますので書かせていただきます。現在、アメリカによるイラクに対する攻撃が現実のものとなりつつありますが、報道等によりますと、国連による新たな決議がない場合でもアメリカの行動を支持する予定と聞…
イラク戦争関連で書いた文章をまとめました。
ユーモラスな動きで知られる尺取虫の親は尺蛾と呼ばれる種類だ。幼虫の名前がつけられていることからわかるように、成虫はそれ自身ぱっとしない小振りで地味な蛾だ。だが、尺蛾の中でもフユシャクと呼ばれるものたちは一風かわっている。なにせ、寒風吹きす…
地衣類というのはコケのことだとばかり思っていたのだが、分類上は両者は全然ちがうものらしい。コケというのは緑色で茎と葉の区別があり下等ながら植物の一員といえるが、地衣類は色はさまざまで茎と葉の区別がなく、植物というよりキノコやカビなどの菌類…
ツチボタルという昆虫がいるらしい。ニュージーランドの洞窟の天井にぶらさがっていて青白い幻想的な光を投げかけている。その光で、エサとなるほかの昆虫を、体から分泌した糸でできた罠にひきよせるという、なんとも妖しい虫だ。この昆虫はホタルとは何の…
パスネットという首都圏の私鉄・地下鉄のほとんどで利用できるカードがある。その5000円のやつを3月21日からちょうど3枚使い切った。5ヶ月で15000円。1ヶ月あたり3000円の計算になる。おそらくJRで利用可能なICカードのSuicaの方はもっと利用していると思う…
英和辞典で“Rain before seven, fine before eleven.”ということわざをみつけた。ひょっとしてこれがセブンイレブンの由来?
久々に日記みたいなことを書いてみよう。 もういない人間の出てくる悪夢から目覚めてほっと息をつくが、お約束どおりまだ悪夢は終わっていなかった。 エスカレータで前に乗った男性のさげていたバッグの中に、2つのつぶらな光る眼。子猫だ。じっと眼をあわせ…
小田島隆さんのサイトの詩(http://www.wanet.ne.jp/~odajima/poetry/top.html)のページがとてもいい。虚無的なワニと一日中無意味な会話をかわしてみたくなった。
夜がどんな形か知ってますか?太古から生きている巨大な生物の頭部のようだ。( http://www.fourmilab.ch/cgi-bin/uncgi/Earth より)実際は夜の形は半球面だけど、赤道を中心に平面にマップすると、地軸が傾いているせいでこんな形になってしまう。春分の日…
読冊日記(http://member.nifty.ne.jp/windyfield/diary.html)経由で、女の子が悪であることの数学的証明というのを読んだ。検索してみるとあちこちで見つかるのでもう古典といってもいいようなものなのかもしれない。たとえば、Science Jokes(http://www.xs4…
沖縄初の軌道系型交通機関であるモノレール、愛称「ゆいレール」が8月10日に開業するそうだ。鉄道ファンならば乗りにいくのが正しいと思うが、とりあえずWWWページをのぞいてみると、ご利用案内(http://www.yui-rail.co.jp/use_guidance/index.htm)のページ…
あゝ、もうなんだか秋のようだ。蒸し暑さすらも夏の名残のように思える。心はもうすっかり秋の準備ができて、あの季節特有の物悲しさや人恋しさを感じ取っている。もしこの後ほんとうに秋がきたら、吸いとられそうなくらい透き通った秋空の空虚さの前で途方…