ツチボタル

ツチボタルという昆虫がいるらしい。ニュージーランドの洞窟の天井にぶらさがっていて青白い幻想的な光を投げかけている。その光で、エサとなるほかの昆虫を、体から分泌した糸でできた罠にひきよせるという、なんとも妖しい虫だ。

この昆虫はホタルとは何の関係もなく、分類学上は蚊やハエの仲間。光るのは幼虫で、成虫になると、蚊そっくりの姿になり、口がないのでエサをとることもできず数日で死んでしまう。その末期は、自らの幼虫たちのエサになることが多いそうだ。

(参考: http://homepage1.nifty.com/archaeo/zoology/glowwarm.html)