2006-02-08 イスラム VS 言論の自由 言論の自由というのは、言葉にはほとんど何の力もないということが共通理解となっている社会にのみ存在しうるのかもしれない。言葉の力で人を呪い殺すことができると信じられている社会では、言論の自由は許されようがないだろう。いくら言葉を重ねても何かを変えることはできない。もちろん、きれいな水の結晶もできない。長い年月をかけ、たくさんの犠牲者を出して、そのことを確認したからこそ、今この言論の自由というものがあるのかもしれない。それは誇ってよいことだと思う。