日常化する戦争

テレビで毎日放送されているせいで、戦争がすっかり日常化しまったような気がする。まるで天気予報のように戦争の状況が伝えられ、作戦の成功失敗が料理の味付けの成功失敗のように語られる。でも、それが本当の戦争の姿かというとそんなことはなく、爆弾の轟音や、破壊される建物、そして累々と積みあがる死体こそが戦争の真の姿だ。決して茶の間でご飯時に見られるものじゃない。見たものが、洗面所に駆け込んで嘔吐し続けなければならないもの。それが戦争のすべてであり、今放送されているものは子供向けのリライトのようなものだ。