too much

昼休みに食堂でテレビがついていて、イラク戦争の特集(TBS系の「ベストタイム」という番組)が流れていた。バグダッドには恐ろしい敵が待ち構えているとか、フセインがいかに恐ろしい独裁者かとか(これはその通りではあるのだが)、すべてが米英軍からの視点に基づいたものだった。一応イラク軍も国を守るために戦っているわけだし、その大義名分を与えたのはほかならぬ米英軍だというのに…。戦争は既定事実で、あとはテレビや新聞でたれ流される、正義の味方の米英軍が、悪の枢軸の一角イラクを倒すという陳腐なストーリーを見守るだけ。

もうそんなものは無視して、ただ数字を眺め続けることにした。決して減ることのない増えるだけの数字。http://www.iraqbodycount.net/bodycount.htmによれば日本時間25日現在のイラクの民間人の死者は199〜278人(もちろんこれ以外に両軍に多数の犠牲が出ている)。もうすでに多すぎる。こんなばかげたことのために死ぬのは一人でも多すぎる。