最後のものたちの国で

ニューオーリンズがすごいことになっている。でも、これはハリケーンとともにはじまったわけではなく、ずっと前から続いていたことで、ただ誰も見えないふりをしていただけなのかもしれない。誰でももてる銃、苛烈な貧富の格差、階層間に横たわる深くて広い溝。ニューオーリンズというよりアメリカというシステムの抱える問題点が一気に一番脆い場所で吹き出したような感じだ。

折しも日本では選挙。アメリカのような社会にするかどうかというのも広い意味で選挙の争点のひとつだ。