個人の尊厳


教育基本法では個人の尊厳が強調されている。日教組の教育とあいまって、個人の尊厳が行き過ぎて教室破壊が起こり、生徒同士が殺し合いをする荒廃した状況になってきている。

陰惨で不可解な事件が起きたときに、とりあえず自分が嫌いなもののせいにするという、よくあるパターンのひとつだ。もちろん、教育基本法前文に書いてある「個人の尊厳を重んじ」というのは、自分だけでなくすべての個人が尊く厳かであるということを重んじる(ような人間を育成する)ということなので、殺し合いとは正反対の価値観であり、まったくのいいがかりにすぎない。

「個人の尊厳」という言葉から自己中心的というような意味しか見いだせない平沼氏個人には、残念ながら尊厳を感じることができない。そういう意味で、「個人の尊厳」を自ら否定していて、自己完結的だ。