ドーレム

知人から貸してもらったDVD「ラーゼフォン」全9巻、26話(ラーゼフォン的には26楽章という方が正しいのかもしれない)をようやく見終えた。ちゃんとカタルシスを味あわせてくれるよくできた作品だった。最初に惹かれたのはウルトラマンシリーズでいうところの「怪獣」にあたるドーレムあるいはD1と呼ばれる巨大なモンスターたち、そしてそれをあやつる頭から目にかけてすっぽりと陶器製のフードをかぶった女性たちの姿だった。

その魅力と同じような魅力を以前にも感じたなと思ったら、それは数年前に見た前衛的なモダンダンスだった。エロティックでどこかグロテスクな違和感を感じさせる動き。夢とも現実ともつかない不思議な見世物だった。